千葉県がんセンター
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第47回 Clinical Oncology Conference (COC)

1.日時;平成20年12月17日(水曜日) 午後6時~午後7時

2.場所;千葉県がんセンター 1階テレビ会議室

3.テーマ

胃癌治療の現況
―腹腔鏡手術の普及と化学療法の進歩―

演者;滝口 伸浩 (消化器外科)
鈴木 香織 (西5階病棟)

司会;植田 健 (泌尿器科)

 千葉県がんセンターでの胃癌治療は、体にやさしい胃癌治療を目指しております(図1)。7月には、内視鏡治療の最新情報を提供いたしましたが、今回は、腹腔鏡による手術治療およびプロトコール治療で施行している化学療法の治療と成績を報告します。胃癌の腹腔鏡補助下手術は急速に普及していますが、当院でも年々増加しています(図2)。LADG(腹腔鏡補助下幽門側胃切除術)と開腹による幽門側胃切除術の手術の成績示しますが、出血量の減少と在院日数の減少がわかります(図3)。  化学療法では、胃癌の補助化学療法としてTS1が標準療法となり、進行再発胃癌の化学療法もTS1+Xの化学療法が盛んに施行されています。当院での治療フローチャートで施行している術前化学療法は切除率の向上と微小転移の抑制を目的としてTS1+CDDPによる治療を行っています(図4、5)。また進行再発胃癌に対してはS1+タキソールによる治療を行っておりますが、新規抗がん剤の導入により明らかな生存期間の延長が認められています。
看護面からは胃癌術後障害の最も大きな問題である栄養障害に対する取り組みについてもご報告いたします。

(スライド)

体にやさしい治療を目指す胃がんの治療 内視鏡的粘膜下層剥離術(ESD)、腹腔鏡補助下胃切除術。1.苦痛が少ない 2.回復が早い 3.合併症、副作用がない 4.後遺症がない 5.再発のないがん治療

腹腔鏡補助下胃がん手術症例数の推移と内容(グラフ)2003年から2008年合計(LADG)105例、(LAPPG)42例、(LAPG)12例、(LATG)20例、他5例、合計184例。開腹移行4例。LADG;腹腔鏡補助下幽門側胃切除術、LAPPG;腹腔鏡補助下幽門保存胃切除術、LAPG;腹腔鏡補助下噴門側胃切除術、LATG ;腹腔鏡補助下胃全摘術

LADGとOPDGの比較(表)LADG;腹腔鏡補助下幽門側胃切除術、OPDG;通常開腹による幽門側胃切除術

術前化学療法の利点 1. 術後補助化学療法より高い薬物濃度を維持できる 2. 腫瘍のdown stagingは、切除率向上につながる 3. 微小転移の制御 4. 術後化学療法に対する感受性試験としての位置づけ 5. 集学的治療としての位置づけ

術前化学療法による組織学的効果

※千葉県医師会生涯教育認定講座として3単位の取得が認められています。

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