専門用語解説
あ行
- 1次スクリーニング
- 「ふるいにかける」という意味があり、検査などにより自覚症状等のない方の病気や問題を見つけるために行う検査のこと
- 異型細胞
- 正常な細胞から形態上の変化がみられる細胞のこと。
- 遠隔転移
- 最初にがんのできたところから離れた別の場所に転移すること
か行
- 化学放射線療法
- 全身を対象とする抗がん剤治療と、局所を対象とする放射線治療を組み合わせて同時に行う治療法のこと
- 化学療法
- 抗がん剤治療のこと
- 活性化リンパ球
- 対象を確定してから働き始めるという獲得免疫を有するリンパ球のこと
- カンファレンス
- 患者さんの治療方針などを決めるために医師や看護師などが集まって話し合うこと
- 幹細胞
- 組織や臓器に成長する元となる細胞のこと
- 寛解導入化学療法
- がんの症状や兆候を軽減または消失させることを目的に、最初に行われる抗がん剤による治療のこと
- 胸腔
- 12本の肋骨に囲まれた空洞で肺のある場所の名前
- 胸壁
- 胸の内臓がある場所を囲む壁のような場所の名前
- 強度変調放射線治療(IMRT)
- コンピュータの力を借りて腫瘍部分のみに放射線を集中して照射する技術を用いた放射線治療のこと。IMRTでは腫瘍の形に合わせるだけでなく、絞りの形を変えて放射線の方向や照射範囲、強さなどを複雑に調節することができるので、より集中的に放射線を照射することができる。
- 局所
- 腫瘍のある場所、部分のこと
- 経静脈
- カテーテルの経路に静脈を使うこと
- 経動脈
- カテーテルの経路に動脈を使うこと
- 抗がん剤動注療法
- 通常、経口か静脈から注入する抗がん剤を、動脈から注入する治療法のこと。
さ行
- 細胞診
- 細胞を採取しがんの有無や種類などを見る病理検査の一種
- 自家末梢血幹細胞移植
- 自分自身の造血細胞を使った移植をいう。他人から造血細胞を提供されて行う移植を同種造血肝移植という
- 自家末梢血幹細胞移植併用大量化学療法
- 大量化学療法で骨髄が大きなダメージを受けるため、治療前に患者自身の造血幹細胞を採取・冷凍凍結しておき、大量化学療法後に患者へ戻す方法
- 集学的治療
- 手術や化学療法、放射線治療などを組み合わせて行う治療のこと。
- 術後補助化学療法
- 手術の後に行われる抗がん剤による治療のこと
- 小線源療法
- ごく微量の放射線を出す小さなカプセル(線源)を病気のある場所に留置し、中からがんを死滅させる方法。
- 縦隔
- 左右の肺に挟まれた場所の名前
- 術中迅速診断
- 手術中に行われる病理診断のこと。病変の良悪性、取り残しがないかなどを診断し、手術室に報告される。
- 重粒子線治療
- 放射線療法のひとつ。質量が大きい炭素などの原子を持った放射線を重粒子線という。
- 樹状細胞
- 免疫細胞の種類の名前。四方に突起を出した形をしているのでこの名がついた
- 迅速病理組織診断
- 手術中に病理組織診を行うこと
- ストーマ
- 自然の排泄路以外に人工的に設けた排泄口のこと。人工肛門・人工尿路など
- 先進医療
- 新しく研究・開発された治療法のうち、ある程度実績を積んだ治療法で、保険適応とすべきかどうかが検討される段階にある医療技術のこと。厚生労働省による先進医療の承認を受けた施設で実施される医療のこと。保険適応ではないので、治療費は自費となる。
- センチネルリンパ節生検
- 手術中に、がん細胞が最初に到達するリンパ節への転移の有無を調べる検査。転移がなければリンパ郭清を省略することができる。センチネルとは見張りという意味。
- 塞栓
- 動脈を詰めることにより血流を止めること
- 組織診断
- がんの病理組織診断とは、細胞の大きさの不ぞろいや形の乱れ(細胞異型)、組織の構造の乱れ(構造異型)などを判断の根拠にした診断方法のこと
た行
- 大量化学療法
- 大量の抗がん剤を集中的に投与する方法
- 超音波気管支鏡検査(EBUS)
- 超音波検査とは、人の耳には聞こえない音を当て、その反射を画像として表示す検査のこと。通常身体の外から当てる超音波を、直接気管枝から病巣に当てることで、より精密な画像を得ることができる。また、気管支鏡検査とは、胃カメラなどと同じ内視鏡検査のひとつで、主に肺の病気に対して行われる検査のこと。気管支の中を直接見ることができる。このふたつの検査を組み合わせることにより、末梢病変(端っこにある病巣)も正確な診断が可能になった。超音波の画像を元に、細い針を用いて気管支内の細胞を小さく取り出す検査を超音波ガイド下針生検といい、細胞の種類や悪性度などを調べることができる。
- CHOP療法(チョップ療法)
- 悪性リンパ腫の治療に使われる抗がん剤治療のひとつ。
- 低侵襲治療
- 身体への負担ができるだけ少ない治療法のこと
- 転移性肺腫瘍
- 他の臓器や場所にできたがんが肺に転移してきたものをいう(○○がんの肺転移とも言う)
な行
- 妊よう性
- 妊娠が可能な身体の状態のこと
は行
- 針生検
- 局所麻酔をして、皮膚をメスで2ミリほど切開し、太い針を刺して組織を採取する検査のこと
- 標準治療
- 臨床試験によって現時点で、最も効果が高いと科学的に証明された治療法のこと。
- 病変
- 病気によって生じている身体の組織の変化のこと
- 分子標的薬
- 細胞の中の「特定の分子の働きを妨げる=標的」にして設計された薬
- 方剤
- 薬剤を調合すること。また、その方法や調合した薬剤のこと。
ま行
- 末梢血幹細胞移植
- 血液をつくるもとになる細胞を造血幹細胞といい、この細胞を移植することを造血幹細胞移植という。造血幹細胞を採取する場所によって骨髄移植、末梢血幹細胞移植、臍帯血幹細胞移植と分類される。末梢血とは、腕などから採取される血液をいう。
- 免疫(細胞)療法
- がん患者の細胞を対外で処理して体内に戻して行う全身治療のひとつ
- 末梢血
- 血管の中を流れている血液のこと
や行
- ヨード療法
- 甲状腺がヨード(放射性物質)を取り込む性質を利用してがんを叩く治療。小線源療法と違うのは、口から服用してヨードを取り込む治療法であること。
ら行
- リツキサン
- 悪性リンパ腫の治療に使われる分子標的薬
- 臨床試験(治験)
- 新しい治療法(手術方法・新薬・薬の組み合わせなど)の有効性を確認するため、治療を兼ねた試験を行うこと。新薬の臨床試験を特に治験と言う。
- リンパ浮腫
- リンパ節郭清や放射線絵療法により、リンパ管が切断され、リンパ液の流れが悪くなるために起こる浮腫(むくみ)のこと。
その他
- DSA(デジタル・サブトラクション・アンギオグフラフィー)
- X線を使って得られた身体の情報をデジタル化して利用することで、通常の血管造影より少ない量の造影剤で良質な画像を得ることができる検査機器のこと。
- IMRT
- 強度変調放射線治療のこと。コンピューターの助けを借りて腫瘍部分のみに放射線を集中させて照射する。
- IVR(インターベンショナル・ラジオロジー)
- 針やカテーテルを用いて行なう体への負担が少ない治療法。TAE(動脈塞栓術)やRFA(ラジオ波治療)など。
- MDCT(マルチスライスCT)
- 大量のスライス画像を一回の息止めで撮影できるCT検査装置のこと。
- MRI
- 磁気共鳴画像装置のこと。磁場と電波を用いて身体の中を画像化する検査のこと。放射線を使わないため被爆の心配がなく、CTが苦手とする脳や脊椎の断面画像の撮影にも適している検査。
- QOL
- クオリティ・オブ・ライフの略で、「生活の質」と訳される。がん治療は、生活の質を保ちつつ最大限の効果が得られる治療方法を考えることが重視される。
- TAE
- 動脈に通したカテーテルを使って腫瘍に栄養を送る血管を塞ぎ、血流や栄養が腫瘍に行かないようにしてがん細胞を死滅させる治療のこと。動脈塞栓術ともいう。
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