呼吸器科(外科/内科)のご案内
正確な術前診断
当科では、治療前に、より正確な診断を行うために、縦隔鏡・気管支鏡検査を行っています。近年、超音波気管支鏡が開発され、身体の内部から直接、病変を見ることができるようになりました(超音波気管支鏡検査=EBUS)。さらに、この検査によりごく小さな病変部からも細胞を採取することが可能になり、手術の前にがん細胞の種類を判定する細胞診が多くの場合可能となってきています。肺がんに対する治療方法は、細胞の種類によって大きく異なります。正確な術前診断を行うことは、患者さんの病状に応じた最も有効な治療を、より早い時期に開始できるというメリットがあります。
低侵襲治療
手術後の生活の質を考え、切除範囲を必要最小限に抑えることで正常な肺の機能を最大限残せるような手術の方法を選択しています。胸腔鏡を用いた手術では、傷の大きさも従来の開胸手術よりはるかに小さく、手術後の痛みも抑えられるため、身体の回復を早めることができます。
また、転移性肺腫瘍も、可能な限り積極的に手術による切除を行っています。
手術による切除が難しい場合は、呼吸器内科や放射線治療部と連携し、化学療法や、IMRTなどの放射線治療を行うなど集学的治療を行っています。
免疫療法
当センターでは、樹状細胞と活性化リンパ球による免疫療法を行っています。
免疫療法とは、新しいがん治療法のひとつで、先進医療の適応となっています。
対象となるのは、当センターで手術を行った原発性肺がんの患者さんです。他院にて手術を終えられた患者さんや、肺がん以外のがんは対象となりませんので、ご注意ください。
今後の展望
今後は、当センター研究局との共同研究により、遺伝子解析による術後予測とそれに沿った治療方針を確立し、診療に活かしたいと考えています。
| 治療項目 | 入院/外来 | 治療に要する日数 |
|---|---|---|
| 胸腔鏡下肺切除術 | 入院 | 10日~14日前後 |
| 樹状細胞療法(免疫療法) | 外来(毎週水曜日) | 約2年間 |
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