放射線治療部のご案内
放射線治療部とは?
一般に悪性腫瘍の治療法としては、
外科的手術
化学療法(抗がん剤)
放射線治療の3つが軸になります。
放射線治療部は、その名前が示す通り、放射線を用いて悪性腫瘍の治療を行う部門です。
治療対象となるのは?
特定臓器のみを対象としませんので、他の診療科とは異なり、体のあらゆる部位の、早期がんから進行がんまで、様々な段階で診療を担当する可能性があります。病気の根絶を目指す根治的治療、症状の緩和を目指す緩和的治療、いずれについても放射線治療を行うことがあります。そのため、がんセンターのすべての診療科と協力をしながら治療を行っています。

放射線治療の流れ
治療方針の決定
放射線治療計画
実際の治療(照射)の三段階があります。
治療方針の決定:主に初診時
放射線腫瘍医(放射線治療医)が診察により病気の進行度や治療を受けられる方の体の状態を把握した上で、放射線治療が可能か否か、どの様な照射(放射線を体にあてること)方法が適切か、などを判断します。また、放射線治療に伴う副作用などを御説明し、放射線治療を受けるか否かを御本人に選択して頂きます。

放射線治療計画:治療方針決定より数日~1週間ほど後(特殊治療等を除く)
専用機器を用いて実際の治療と同じ姿勢で準備を行います。放射線は目に見えないため、治療を受ける方が動いてしまうと正確に照射出来なくなってしまいます。
このため、照射部位周囲の皮膚に特殊インクで線をつけたり、場合によっては頭や体を固定するための固定具(マスク等)を作成します。外科手術と異なり、放射線治療ではメスを入れて体内を直接見たりすることはしませんので、この治療計画の際にCT撮影などを行い、撮影データを元にして放射線をどの様に照射するかを具体的に検討します。
実際の治療(照射):放射線治療計画より数日~1週間ほど後(特殊治療等を除く)
通常、月~金の連日、1日1回の照射を行います。1回に要する時間は15分前後であり、日常生活にも大きな制限はありません。このため、放射線治療のみを行う場合、通院治療が可能です。合計で何回の照射を行うかは、病気や治療を受けられる方の状態により様々ですが、一般には2週間~2ヶ月程度の治療期間を要します。
千葉県がんセンター放射線治療部の特徴
治療に際しては放射線を発生する機械を使用します。近年、治療機器や治療方法が急速に高度化しており、テレビや雑誌などで最新の機械が話題となることも多い様です。しかし、こうした高度化に伴い、これを取り扱うスタッフについても、さらに専門的な知識や技術を要する様になってきています。最新機器であっても適切に使用されなければ却って危険性を増すこともあり、放射線治療に際しては機器の性能以上に、業務にあたるスタッフの能力やチームワークが重要です。放射線治療部では、各種認定資格等を持った専任スタッフがいるのは勿論のこと、単に専任スタッフがいるというだけではなく、適切な治療を行うため、常に情報を共有し連携して治療にあたる様に努めています。
スタッフ
放射線治療部には、医療スタッフとして
放射線腫瘍医(放射線治療医)
診療放射線技師
物理士
看護師、さらに受付等を担当する
事務スタッフ(クラーク)がおります。

放射線腫瘍医(放射線治療医)
受診までに行われた治療の経過や検査結果、現在の症状から最適な治療方針を決定し、治療計画(放射線をかける方向、大きさなど)を立てます。治療開始後は、治療の効果、副作用などをみるため診察を行います。
診療放射線技師
治療計画に従って放射線治療装置を操作し、日々の治療に携わります。また、医師や物理士、看護師とともに治療計画も担当し、固定具作成や計画用のCT撮影なども行います。
物理士
放射線治療装置の品質管理、患者さん個々の放射線の量を測定し、確認を行います。治療計画も行います。
看護師
初診時から治療期間中のサポートをさせていただきます。安心して治療を受けて頂くための相談役としてお手伝いさせて下さい。
クラーク
治療時の受付業務、電話対応等を担当します。
多岐にわたる疾患を対象としますが、いずれについても標準的と考えられる治療を行うことを原則としています。各診療科と連携の上、疾患別のプロトコールに沿った形で実際の治療を行いますが、病気や治療を受けられる方の状態はそれぞれ異なるため、画一的に治療するのではなく、診察を通じてそれぞれに適切と判断される治療を行います。
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