緩和医療科のご案内
当科は、早期からの緩和医療の提供および在宅緩和医療の推進を目指し、本年度は常勤医師4名体制で診療を行っております。独立棟の「緩和医療センター」を在宅緩和ケアのバックアップ病床として活用しながら、院内の他部門と協力して統合的な緩和医療を提供しています。
在宅緩和医療の推進
従来のがん緩和ケアは「入院」を中心として行われてきました。しかし、「入院施設」という枠のなかにあっては、患者さんに不自由さを強い、孤独・不安・抑うつといった精神心理的な不安定状態になりやすいことを否定はできません。このような理由から在宅中心の緩和医療を推進しています。
在宅移行推進の究極の目標は在宅で完結する療養形態の実現ですが、いまだバックアップ病床を確保しての在宅療養の形態が一般的なのが現状です。この状況をふまえ、現時点では在宅完結型と在宅非完結型(必要時に入院治療する型)の二つのシステム構築が必要と考えています。
当科は、バックアップ病床の提供や緩和ケア研修会の開催等、在宅医の先生方に対する支援も行っており、良質な在宅緩和医療を行なえる地域の体制整備に協力しています。
緩和医療センターのバックアップ病床機能
2003年6月に運営開始した緩和医療センターは個室を主体に25床を有しており、在宅非完結型の在宅緩和医療に対応するためのバックアップ病床として運営しています。在宅緩和ケア中の患者さんへ集中的な症状緩和、家族のレスパイト、看取り等を必要時に行うための病床を確保し、保障のある在宅緩和医療の体制を整えています。
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