精神腫瘍科のご案内
精神腫瘍科は,あらゆる時期のがん患者さん,ご家族に最適の心のケアを提供し,病気に関わる気持ちのつらさを和らげ,自分らしくがんと取り組む方法を見出すお手伝いをする部門です。このような部門は,がんの告知が一般的となった1970年代から発展してきた比較的新しいものであり,当センターでは平成21年4月より新たに精神腫瘍科を開設しました。
当科では,1名の医師,2名の臨床心理士が診療を行っています。また,体のつらさと気持ちのつらさを切り離して考えることはできませんので,緩和ケア医,がん看護専門看護師,薬剤師,医療ソーシャルワーカー,栄養士,理学療法士などと定期的なカンファレンスを通じて連携してチーム医療を行っています。
患者さんは、がんの疑い,検査,診断,治療中など,あらゆる時期に気持ちのつらさを経験します。その症状には気持ちの落ち込み,不安などがありますが,近年の調査では,がんの経過のどの時期をとっても,2~3割の方が専門家の手助けを必要とするような気持ちのつらさを経験していると言われています。このようなつらさは,患者さんの生活の質を低下させるだけでなく,がん治療の妨げとなる場合もあるため,早めにつらさを和らげる治療を受けることが大切です。
また,患者さんと常に一緒に過ごされているのはご家族です。医療者からも患者さんからも,患者さんを常に支えることを期待されるため,ご家族の気持ちのつらさも大きなものになることがあります。実際,ご家族は患者さんと同じくらい気持ちのつらさを経験していると報告されており,心のケアが大切であると言われています。さらに大切なご家族をがんでなくされた際,ご遺族としての気持ちのつらさがなかなか癒えないことがあります。そのような際にも専門家による心のケアが役に立つことがあります。
このような症状が続くときはお気軽にご相談ください
- 眠れない
- 心配事が頭から離れない
- 気分が落ち込む
- いつも緊張している
- テレビや新聞などが楽しめない
- 急に息苦しくなる
- 集中できない?????
- イライラする
- 物事が決められない
- 冷や汗がひどい
など
初回相談時に、お困りの内容や今までの経過など十分にご事情を伺い,お体の状態やご希望にあわせ,一緒に相談しながら治療方針を決定します。気持ちのつらさを和らげる方法としては,主に以下の3つがあります。
カウンセリング
心のケアの基本はカウンセリングです。身近な人には遠慮をしてしまって話すことのできない,心配事やつらい思いを言葉にすることで,気持ちの整理をし,気持ちのつらさを和らげます。気持ちや考えがまとまっていなくてもかまいません。中にはお話の苦手な方がいらっしゃると思いますが,たくさんお話をすることが目的ではありませんので,ご自身のペースでお話しください。また,個人的なお話など,他のスタッフに伝えてほしくないことがあれば,秘密は厳守いたします。
リラクセーション
体の緊張を和らげることで心の緊張を和らげる方法です。不安や吐き気を軽くし,寝つきをよくするなどの効果があります。
薬物療法
不安や不眠,落ち込みなどに対しては,薬が役に立つことがあります。専門の医師が,薬の特徴を考え,必要に応じて適切かつ安全に処方します。
受診方法
患者さん
当院の患者さんは、担当医にご相談ください。または、地域医療連携室(予約担当)にご連絡ください。
当院でがん治療を受けておられない場合でも受診することができます。その際は紹介状を持参のうえ地域医療連携室(予約担当)にご連絡ください。受診には健康保険が適用されます。
ご家族・ご遺族
当院の患者さんのご家族・ご遺族は、担当医または患者相談支援室にご相談ください。受診には健康保険が適用されます。
ご予約
地域医療連携室(予約担当)043-264-5431(代)
(月~金曜日 午前9時00分~午後5時00分) ※土日祝日はお休み
その他、精神腫瘍科に関するご相談
患者相談支援室043-264-5431(代)
(月~金曜日 午前9時00分~午後4時00分) ※土日祝日はお休み
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